【2023年今がチャンス】トラックドライバーの転職が今有利なワケ

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いきなりネタばらしになるが、今の職場より収入や働きやすさなどをグレードアップさせたいなら、今を逃す手はない。
なぜなら今、運送業界は「人手不足」だからだ。
転職の向き・不向きについては別サイトを設けているので参考にしてみるといい)

キーワードは【2024年問題】


人手不足と聞いて「なんだよ、そんなこと知ってるよ」とボヤいた人がいるかもしれない。
だが「人手不足」の中身は、そんなに簡単なものではない。

皆さんは「2024年問題」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

ドライバーは避けられない「2024年問題」



これから説明するこのキーワードの「2024年」が大きな「運命の分かれ道」であること、だからこそそれまでにより良い職場をゲットすることがどれだけ重要かを、よく読んで確認してほしい。

私は現在、全国に事業所のある物流会社で管理職を務めている。そんな立場で業界をながめているからこそ…

  • なぜ人手不足なのか
  • いつまで続くのか
  • どうしたら良いチャンスをつかめるのか

…これらをアドバイスできるし、前向きな人の後押しができる。

くり返しになるが、これは大げさでも何でもなく、ドライバーにとってこれからの運命を大きく分ける出来事になる。
この波に乗り遅れたくないのであれば、ここから書いてあることをしっかり理解することだ。

稼(かせ)げなくなる?2024年問題


まずこの「2024年問題」について。
これはざっくり言うと、

2024年4月から残業への取り締まりがムチャクチャ厳しくなります

…ということだ。

つまり、これまで通用した「今までのように運べば運ぶほど収入が増える!」ような働き方が、法律によって厳しく制限される。稼ぎたくても稼げない世の中がやってくるのだ。

ただ、これだけだと今に始まったことではないのはご存じの通り。
「430(ヨンサンマル)」などと呼ばれる、4時間ごとに30分は休憩が必要な規制や、翌日の仕事との間に8時間の休息が必須となる規制など、稼ぎにくい仕組みは少しずつ、トラックドライバーの収入に影響をおよぼしている(身体はラクになっているはずだが…)。

けれども2024年4月から始まる規制は、さらにその上を行く
先ほどの8時間休息は最低9時間(原則11時間…これはほぼ不可能だろうが…)に、長い残業(60時間超え)には今までの倍の割り増しになるなど、もりだくさんの内容である。

規制はすでに始まっている

賃金割り増し…?


「えっ?残業代が割り増しなんてラッキーじゃん」…そう思った人がおられれば、よく考えてほしい。

今までと同じ運賃しかもらえないとしたら、そんなお金がどこから出てくるだろうか?

約6万社あると言われている貨物自動車事業者のほとんどが、直接の荷主を持たない小さな運送会社であることを考えると、割増賃金をドライバーに払う余裕のある会社はそうそうないはずだ。

これはつまり「2024年を境にして、生き残る運送会社とつぶれていく会社が真っ二つに分かれていく」可能性があることを意味している。

あなたの所属する会社はどちら?


「真っ二つ」とはどういうことか?

もしも同じ運賃しかもらえないのであれば、どの運送会社もつぶれちゃうんじゃないの?…そう思われるかもしれない。

しかし、これも冷静に考えてみてほしい。
いま世の中ではドライバー不足…つまり「人手不足」が毎日ニュースで取り上げられている。

このニュースを受けて、輸送をお願いしてくる荷主…つまりメーカーは何を考えるだろう?

メーカーは何を言ったって、モノがお客さんに届かないと仕事にならない。
なので「やっべ!今のうちにトラックをキープしとかないと!」…こう考えている

特に「ホワイト物流」という取り組みに参加している大手メーカーは、ホワイトなイメージをゲットする代わりに、運送会社を安くコキ使ってはいけないという社会的な役割にしばられている

…このあたりで「そういうことか!」と気づいた人もいるかもしれない。

つまり、そうした大手メーカーを直接の荷主として荷物を運ぶ運送会社は、2024年の規制に向けて、ちゃんと運賃をもらえる可能性が高いのだ。

一方で、そうした大手の直荷主がいない運送会社は、あまり良いシナリオが思い浮かばない
彼らは普段、二次請け・三次請けなど、まわりまわって来た安い仕事をやらざるを得ず、運ぶクルマが足りなくなるいわゆる「繁忙期(はんぼうき)」だけは、ここぞとばかりに高値で仕事を取りに行く…こうしたギャンブルのような不安定な状態でジリ貧(ひん)になっていく可能性が、こちらも高い

あなたの所属する会社は「勝ち組」「ジリ貧」のどちらだろうか?

この問題はどの業界もかかえているが…

「勝ち組」を選ぶために必要なことは?


もちろんどちらの運送会社も、人手不足な中ではまだまだ必要とされるだろう。
ただ、2024年はそうした劇的(げきてき)な変化がおとずれるタイミングであり、それはピンチであるし、そう…大きなチャンスでもある。

…あなたはどちらを選ぶだろうか?


さて、当たり前だがこの事実を知ったことはまだまだ、転職成功の「入り口」に立ったにすぎない。

ここまでの長い文章を読み切ったあなたはきっと、早く次にやるべきことを求めていることだろう。

もしも「【これだけは必ず!】トラックドライバーが登録すべき転職エージェント」をまだ読んでいないのであれば、まずはこれを読んで、準備の第一段階である「種をまく」作業を終わらせておこう。そしてちゃんと納得した上で次のステップに進んでいってほしい。

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